大人のための星とタロット/文月メロ

ルノルマンノート2話 「家」と「子供」──新しい暮しが育っていく場所 

ノルマンカード「家」と「子供」──新しい暮らしが育っていく場所


昨日、従姉の新居へ、叔母と一緒にお祝いに行ってきました。

モデルルームのように整った、素敵なお家。その中で、穏やかに過ごす可愛らしい赤ちゃんの姿がありました。

若いご夫婦が、これから長い年月をかけて、この家で笑ったり悩んだりしながら、一つひとつ暮らしを育んでいくのだろうな──

そんなことを思いながら、新居を後にしました。


【 立派な家以上に心を動かされたもの】

私が心を動かされたのは、立派なお家そのものだけではありません。

共働きをしながら、ご実家の力も借りて子育てに励む、若いご夫婦の姿でした。

一人で頑張るのではなく、家族が支え合いながら新しい暮らしを築いていく。その姿が、とても眩しく映りました。

従姉も実家を離れ、新しい生活へと歩み始めました。これから、この家を拠点にご夫婦で力を合わせながら暮らしを育み、お子さんも少しずつ成長していくのでしょう。

庭に植えられたシンボルツリーが大きく育つ頃には、家族構成にも変化が訪れ、この家にはたくさんの思い出が刻まれているのかもしれません。


【人生のステージで変わる「家」の意味】

一方で、セカンドライフの世代のご夫婦のケースも考えました。

若い頃のように広い家を求めるのではなく、暮らしやすい立地や、無理なく心地よく暮らせる住まいに価値を感じるうになる方もいらっらると思います。

同じ「家」という言葉でも、人生のステージによって、その意味や大切にしたいものは少しずつ変わっていくものですね。

そんなことを感じながら思い浮かんだのが、ルノルマンカードの No.4【家】と No.13【子供】 でした。



【ルノルマンカード No.4【家】が示すもの】


【家】のカードは、英語の「at home」という表現がしっくりくるカードです。くつろいで、気楽で、勝手知ったる──そんな安心感を象意として持っています。

象意としては、家庭・家業・家系・故郷など、「家」という建物だけでなく、自分を形作ってきたルーツや拠点全般を表します。行為としては「落ち着く・くつろぐ・休む・住む・建てる」、状況としては「くつろいだ・安心できる・手慣れた・身近な」といったキーワードが並びます。

つまり【家】は、単なる不動産の象徴ではなく、

- 心から安心して力を抜ける場所
- 家族や身近な人との結びつき
- 日々の暮らしを支える、揺るがない土台


を意味するカードなのです。ただ、安心感が強すぎると「過保護」「ぬるま湯」「排他的」といった側面に転じることもあります。逆位置の意逆位置を取る流派ではこれを味として扱いますが、逆位置を取らない場合でも、同じ象意の「強弱」として読むことができます。安心という穏やかなエネルギーが、行き過ぎたときにどう色濃く出るか──そんなグラデーションの中にあるカード、と捉えるとよさそうです。

従姉の新居での光景は、まさにこの【家】が描く世界そのものでした。ご夫婦にとって、これから何年もかけて「くつろげる場所」を築いていく、その出発点に立ち会わせてもらったような気がします。

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【 ルノルマンカード No.13【子供】が示すもの】

【子供】のカードは、「歩き始める、無邪気な子供」というイメージで語られます。象意には、子供そのものはもちろん、新人・入学・入社・新入生といった、何かを「始める人・始まったばかりのもの」全般が含まれます。

状況としては「新たな出会い・慣れない・初心者っぽい・幼い・始める・青々しい」といったキーワードが挙げられ、行為としては「幼い、始める、青々しい、幼児退行、初々しい」といった言葉が並びます。

ここから見えてくる【子供】の本質は、

- まだ何色にも染まっていない、可能性そのもの
- 経験はないけれど、確かに前を向いているエネルギー
- 「これから始まる」というフレッシュな時間軸


ではないかと思います。実際の赤ちゃんを指すこともあれば、新しい仕事のスタート、新生活、ようやく芽吹いたばかりの何か──そうした「始まりの段階にあるもの」すべてを象徴できるカードです。

従姉ご夫婦にとっての赤ちゃんはもちろんのこと、お二人自身がこれから紡いでいく「新しい暮らし」そのものも、まさにこの【子供】が描く、始まりの世界と重なるように感じました。


【 二枚のカードが重なるとき】


【家】と【子供】が並ぶとき、そこには「これから育っていく新しい暮らし」というテーマが浮かび上がります。

土台となる安心できる場所(家)があり、そこに新しい可能性や成長の種(子供)が生まれる。この組み合わせは、家族の始まりや、暮らしの新しいスタートを象徴しているように思います。

昨日目の前にあった光景は、まさにこの二枚のカードが描く世界そのものだったのかもしれません。


【 おわりに】


ルノルマンカードは、絵柄の意味を覚えるだけのものではなく、日々の暮らしの中で、ふと現実と重なる瞬間があります。

「あ、これはあのカードの世界だ」と感じる、そんな小さな気づきこそが、ルノルマンカードの魅力なのかもしれませんね。


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